ライアー(Leier)とは?振動でいやすドイツ生まれのヒーリング楽器

スピリチュアルライフがお届けする「スピリチュアル音」。第2回目は「ヒーリングライアー」についてお届けします。

日本ではよく知られている「ライアー」

2001年のジブリアニメ「千と千尋の神隠し」のエンディングテーマ曲「いつも何度でも」の弾き語りに使われ、広く知られるようになった楽器ライアー(Leier)。

ライアー(Leier)は日本に訳すと「竪琴」で、アニメのヒットから日本は世界一ライアーを弾く人の人口が多い国といわれています。

ですから、国内では「ライアー」という名前を知っている人は多いかと思われますが、スピリチュアルライフで紹介するのは竪琴とはすこし異なる「ヒーリングライアー(Healing Leier)」と呼ばれているライアーです。

ライアーとはちがう「ヒーリングライアー」

「ライアー」と「ヒーリングライアー」のちがいは、共鳴箱が”ある”か”ない”かのちがいです。

共鳴箱のないヒーリングライアーはヒーリングと瞑想のための弦楽器で一枚板でできています。

ヒーリングライアーは元シュタイナー学校教師で、現ヒーリングライアーの製作者、製作指導、癒しの音のワークショップなどを開催しているドイツのアンドレアス・レーマン氏によって考案され、1978年から製作が始められました。

共鳴箱がないので音の振動が直接からだに伝わるのが特徴。弦から生まれる振動がダイレクトにからだにひびき、心とからだ、そして魂に癒しをもたらすと考えられています。

こちらがヒーリングライアーです。

 

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レーマン氏のヒーリングライアーは

・タオ
・チビタオ
・ステラ
・ガイア
・ソルフェジオ
・ピッコロ
・ピッコリーナ
・リラム
・スターシード

の9種類が作られています。

タオ、ステラ、ガイア、ソルフェジオは、1音につき3本の弦で構成されており、音が倍音**のようにひびきます。

(**倍音とは–私たちが耳で感知した音のほかの、もっと高い音域にごく小さく含まれる音の事)

ソルフェジオやピッコリーナはソルフェジオ音階**のみを奏でることができます。

(**ソルフェジオ音階–意識と無意識に働きかけ、からだに共鳴を与えると言われている周波数。古代の讃美歌“グレゴリオ聖歌”に用いられている音階)

ヒーリングライアーの使い方

ヒーリングライアーは一枚板でできている楽器で共鳴箱がありません。ライアーと比較して、構造的にはオープンライアーと呼ばれています。

オープンライアーの弦から生まれる振動はすべてカラダに直に伝わります。

その性質を生かし、ヒーリングライアーを直接体の上にのせて弦をはじいたり、テーブルの上にヒーリングライアーを置きそのテーブルの下にカラダを潜り込ませて振動を受け取るなどの使い方をします。

弾き方はお琴のように弦をはじくのではなく、弦をなでて奏でます。たとえるなら動物の毛をなでる感じでしょうか。やさしくなでればさわやかな音、強くなでると低音の効いた、大地のうなりのような音がでます。

ヒーリングライアーの効果

科学的根拠は実証されていないので、これに効く、効果があるとハッキリと書くことはできませんが、ヒーリングライアーの響きは「現代人が忘れてしまった根源的な感性を呼びさます」と言われています。

また、疲れているときに直接カラダの上に置いて奏でるとスッキリする、肉体・感情・思考・スピリットレベルで癒し、バランスを整える、不調和な部分が改善され、エネルギーの流れを正常な状態へもどす、などの効果もあり得るとも表現されています。

さらにヒーリングライアーの繊細でやさしい音色は、自身の内面に「耳を傾ける」ことを思い出させてくれるとも言われています。

ヒーリングライアーは曲は弾けない

ヒーリングライアーには基本的に音階がありません。曲を演奏する楽器として作られているわけではなく、弦をなでその音(音の振動)でヒーリングをするアイテムだからです。でも弦楽器に長けている人は演奏することができるかもしれませんね。

曲を奏でるヒーリングライアーというのも新しくていいかもしれません。

ヒーリングライアーまとめ

とここまでヒーリングライアーに関して説明してきましたが、この楽器は弦のひびく振動を体で感じてヒーリングする楽器です。なので本物にふれてもらう以外にうまく説明しにくいアイテムです。

ヒーリングライアーの音の振動は一度体験すると忘れられないものとなります。たぶん、あなたがこれまでにまったく感じたことのない空間を味わうことができると思います。

全国にはたくさんのヒーリングライアーのワークショップが開かれています。ぜひお近くのワークショップを探して体験してみてください。

 

「ライアー」とは、シュタイナー教育において、心と体と魂を癒す「治療」を目的とした楽器です。ドイツの音楽家「プラハト」と彫刻家の「ゲルトナー」が考案しました。プラハトは「音楽を外からの響きとして伝える楽器の音は、魂の保護を必要とする子どもたちの心には届かないかもしれない」と考え、子どもたちのための楽器を探しましたが見つからなかったため、独自の楽器を創作することにしました。

プラハトとゲルトナーは試行錯誤を重ねつづけ、ついに人の心に響く楽器としてハープにもにた弦楽器「ライアー」にいきつきました。ライアーの起源は古く、古代メソポタミアの時代にまでさかのぼります。聖書や神話の中に登場する楽器で、おもに神事に使われてきたと伝えられています。

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